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早いもので、もう師走。

こうして1年がまた過ぎていきます。

12月9日にある中華レストランで当院の忘年会が行われました。ゲームにビンゴとスタッフ一同大盛り上がり。

レストランを貸し切りにしておいてよかったわ~。

さて、それより3週間ほど遡り、11月にしては真冬並みの寒波に見舞われた週末、三重県で行われた全国学校医大会(略して)に行ってきました。

医師会の副会長や理事の先生方とご一緒に、単なる一学校医として参加してきました。

学校医は地域医療を志して地域に開業した我々にとっては根本となる業務でもあり、大切な仕事です。

登校拒否など精神・心理領域の話から、性教育は誰がどのようにするべきか、耳鼻科領域では難聴児の就学前スクリーニングや補聴器の公的補助など、さらにはこのところ有病率の上がっているアレルギーの免疫療法の話について発表がありました。

小児科、眼科、精神科、耳鼻科、整形外科などが関係する学校医大会で、なかなか内容も濃いものがありました。耳鼻科以外の科がどのような問題を抱え、同じような問題もどの様にとらえているのか参考になりました。

そこで、どの科でも問題になるのが、教育委員会との向き合い方です。新なことを始めようとすると、必ず壁として立ちはだかります。性教育などまさにそれで苦労しているようです。教育委員会は役所の一部で前例や保護者からのバッシングに敏感です。学校の先生・保護者・学校医・教育委員会・行政そして何より子供たち。これだけの関係者が意見の一致をみなければ事が前に進まないのです。大変な労力と根気を要するものですが、地域の子供たちの利益につながるよう働きかけていきたいと、認識を新たにしたところです。

上段左より亀津、河野、加藤、石原、下段左より長谷、筆者、飯塚の各先生方と

 

実は、吉村は全国大会には初めての参加でしたが、かくも充実した大会であるとは露ほども知らず、日本医師会の横倉会長が挨拶にやってきたのには少々驚きました。

横倉会長は世界医師会の会長に就任され、前日までバチカンでの会議に参加しその足で三重まで飛んでこられたとのことです。本当にタフな方です。

そこでは、安楽死や寝たきり高齢者に対する各国の意見の相違に驚かれたとおっしゃっていました。オランダなどは積極的に尊厳死を認めており、オランダには寝たきり老人はいないのだそうです。当然日本ではその考え方は根ざしません。しかし、そんなことを議論せざるを得ないのは何とも残念。いつまでも自分の足で自分の思う所へ行く。これを目指さなければなりませんね。

さて、三重県といえば言わずもがな。伊勢神宮のあるところです。

翌日は参加の先生方と伊勢神宮参りに行ってきました。よく知っているつもりでも、ガイドさんの話を伺うと、へ~え、ということばかりでした。

特に小児科の加藤先生は幼いころ寝る前に、おばあさまに絵本替わりに古事記のお話しを聞いていらしたとかで詳しいのなんのって!見事としか言いようがありません。

帰りの電車の中で、眼科の河野先生へのレクチャーで古事記の解説が続き、幼い日の加藤先生さながらに他の先生方はよく眠れたようです。

赤福やらその他松阪牛にちなんだお土産をゲットして帰って来ました。

さて、今年もあとわずかです。

来年は平成の最後の1年となります。昭和生まれとしては、次第に昭和が遠くなっていくようで淋しい限りですが、この一年を大切に過ごしたいと思っています。

皆さんも良いお年をお迎えください。

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