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連日の記録的な猛暑。今年こそ立山へ行こうと計画しました。
これまた乗ってみたいと思っていた北陸新幹線でまず富山へ。
右手に日本海、左手に立山連峰の景色にワクワクしていると、早や富山に到着。わずか2時間でした。富山電鉄に乗り換え、立山駅へ。2両編成のワンマン電車で実にローカル。乗り方と降り方が決まっています。地元の中学生が、男子は青いライン女子は赤いラインの体操服という分かりやすい服装で乗降しています。
いよいよ、アルペンルートの出発点です。


立山駅からはケーブルカーで美女平まで昇ります。


美女平とは昔、立山が女人禁制であった頃、どこぞの姫が許婚の彼氏を追ってここまで来たが、彼氏に諭されて山には入れず待ちわびた所だそうな。(諸説あり)
駅の脇に大きな杉の木があります。その昔、禁を犯して入山しようとした尼僧が神の怒りにふれ杉の木に変えられてしまったという美女杉です。少なからず杉に恩恵をいただいている耳鼻科医としては手を合わさずにはいられませんでした。
天気と時間のおかげで、この時期としては珍しく空いているバスで弥陀ヶ原へ向かいます。
自然保護のため一般車の入山禁止だそうで、時々すれ違う車はバスのみ。


小雨の弥陀ヶ原では木道に沿って湿地帯を散策しました。
ここで一大事が発生!
青いレインコートに身を包み、さっそうと歩いておりましたら、遠く富山平野に日が差しきれいに臨めるではありませんか。見とれておりましたその途端、木道に足を滑らせ、湿地に落っこちてしまいました。ちょうど亀の甲羅をひっくりかえしたようなポーズで動けなくなってしまいました!
そこで、同行していた信行先生はわずかの時間の間に思いを巡らせたそうです。カメラで亀の甲羅返しを撮るべきか、助けるべく手を差し延べるべきか。
結果、手を差し延べ助けてくれましたが、もし手を貸さなかった時に残る禍根を恐れたそうです。残念そうに転倒で湿地にできた水たまりを撮っていました。

さらにバスを乗り継ぎ、室堂平へ。ここで一泊です。
天候のせいで星空観測ツアーも中止になり、夕方ホテル周辺を散策。
それでも雲の切れ間には雪渓を抱く雄山、大汝山、みくりが池を臨めました。
これで雷鳥にあえれば、多少の天候不順など意に介さないのだが、と翌朝に期待を残しつつ一日目が終了しました。
翌日も、雨が降ったり止んだりとパッとしないお天気。
しかし、天気の悪い方が、雷鳥に遭遇しやすいとのこと。期待が高まります。
自然観察保護センターの上島さんという方に解説をしていただきながら室堂平の散策を開始しました。
センターを出た途端、信行先生の足元を10センチ程度のネズミのような動物が横切りました。目撃者は7人のツアーの中の2人だけなので定かではありませんが、信行先生は「おごじょ」に違いないと言い張っています。「おごじょ」に遭遇するのは雷鳥に遭遇するよりレアなことなのだそうです。ちなみに「おごじょ」とはいたちのような見た目かわいらしい生き物です。
厳しい自然とそれを必死で守っている取り組みなどの話を聞きながら巡っておりましたら、5人のグループの方々がバスの時間だとツアーを離れて戻られました。

それからまもなく、上島さんが雷鳥を見つけてくれました!居た!居た!居た~あ!
上島さんと思わず握手!
みくりが池の雪渓のそば、岩の上に親鳥が。さらに岩場に3羽のひな鳥がいました!
夏の雷鳥は保護色で岩場の色になっており、なかなか見分けが難しいのですが、「ウォーリーをさがせ」と同様に雷鳥を探してみてください。
雷鳥は国の特別天然記念物で全国に3000羽しかいません。うち300羽が立山に生息。そして室堂平周辺には70羽程度しかいないとのこと。そのうち4羽を目撃できたのですから、言うことありません。昨日の弥陀ヶ原での甲羅返しのことなど吹き飛んでしまいました。
興奮冷めやらぬままに、トロリーバスで黒部へ向かいました。このトロリーバス、立山連峰の真下にトンネルを掘って走らせているのです。すごいわ。

そしてロープウェイを乗り継ぎ黒部ダムへ。圧巻でした。
こんなに険しい渓谷にどうやってこんなにも巨大なダムを築いたのでしょう!?
しかも50年以上も前にです。大自然への人類の挑戦です。
しかし、本当に自然が厳しいのです。多くの人が亡くなっています。
転じて湘南地方は、、、。ゆるゆるですね。
驚嘆しつつ黒部から扇沢~信濃大町へ降りてきました。
つい先ほどまで、長袖ジャケットで防寒していたのがうそのようです。下界は暑い。
松本で下車して扉温泉で旅の疲れを癒してから帰ってきました。

地球上には様々な生き物が生きています。
今回の旅で出会った植物にしろ動物にしろ、なぜあんな過酷な場所を生息地にえらんだのでしょう?立山の天辺周辺では植物は一旦人間に踏みつけたら二度と生えてこないのだそうです。もっと楽に生きられる場所は他にもあるでしょうに。
なぞです。自然界の不思議です。まだまだわからないことが山ほどあるようです。
(院長)

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