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楽しかった日々はあっという間に過ぎてしまいますね。
皆さん、ゴールデンウィークは如何お過ごしでしたか?
仕事で休む暇など無かったという方もおいでのことと思いますが、そこはご容赦いただいて、私的な旅行記にお付き合いください。

急に思い立って、ニューヨークに行ってきました!
この歳になるまで、一度も行ったことがありませんでした。
世界一の大都市を観ずして死ねないと、時差13時間の彼の地へ。
当初、一人で静かに行きたいと考えていましたが、準備を進めるうちに次男坊に漏らしたところ「行く行く!!」とまとわりつかれ、用心棒に連れていくかと承諾。そのうちに夫に気付かれ「俺は?」と。まあ家族旅行でもいいか。
母の介護のこともあり妹に話すと、「私も行く!」。
ミシガンに姪がいるので、ガイドを頼み、名古屋の甥が最後に参加を表明。
何と総勢6人の御一行様になってしまいました。
5月某日、タイムズスクエア集合ということで、それぞれ現地へ向かいました。

まず、税関でびっくり。ボブサップ並みの黒人のガードマンがそこら中にうろうろ。
税関職員はスタンプ一つ押すのに、ペプシコーラを飲みながら、ぐずぐず。
通過するのに小一時間を要し、いざマンハッタンへ。
しかし、世界一の大都市なのに、道路はガタガタ!駐車している車は傷だらけ。そこかしこで工事中。結構ゴミが散乱しているし日本の良さを再認識します。
30年前にニューヨークを訪れている夫は治安が良くなったと驚いていました。事実、地下鉄も気軽に利用できる状態でした。警察官が時々乗り降りしています。
しかし、2台しかない切符の販売機は半分が壊れているし、両方使えないことも。壊れていたら連絡しろという電話が脇にあっても、電話にだれも出ない、、、。ものすごくアバウト!

初日は、ブロードウェイのミュージカルをまず一本。歌も踊りもすばらしかったのですが、よく眠れました。夕食後ロックフェラーセンターの天辺から、ニューヨークの夜景を堪能しました。夕食は、伝統的なアメリカンフードを出してくれるというお店を紹介されていってきました。わらじのようなサンドウィッチにフライドポテト。以後アメリカの食事はベーコン、たまご、ポテトにチーズと素材が同じで調理法が違うだけということが解るのです。
夫は晩酌の酒を求めて探すのですが、コンビニが無い!
ホテルはタイムズスクエアの真ん中にあるホテルで結構なお値段するのですが、ウォシュレットが無い!
スリッパも寝間着も歯ブラシも無い!
初日は、日本に軍配です。
翌日は、若者たちに引っ張られてアクティブに動きました。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)からブルックリンブリッジ、自由の女神へ(フェリーに間に合わずながめるだけ)。
9,11の世界貿易センタービルの跡地で手を合わせてから、Jazzの聖地ビレッジバンガードへ。偉大なミュージシャンたちがここから巣立って行きました。
MoMAではピカソ、ルソー、シャガールやモネなど名画と言われる絵画が本当に手の届く距離で観賞できます。ただ一つ、ゴッホの自画像のみガラスのショウケースに入っていました。アイルランドのヨークなどの前衛芸術?から建築関係の展示もあり、結構おもしろかったですね。今度行くチャンスがあったらもう少しゆっくり観たいものです。
何と言ってもこの日の大ヒットはバンガードのビッグバンドのパフォーマンス。
Jazzを知らない子供達も大感激!かつてグラミー賞を取っているオーケストラで、今度東京にもくるのだそうです。「東京はいい稼ぎになる」とおっしゃっていました。
それもそのはず。バンガードの入場料は35ドル。日本なら2~3倍の値がつくでしょう。
この日は食事も甥が仕入れた情報でタイ料理とピザ。まあまあでした。
二日目はニューヨークに軍配です。
三日目、アメリカ自然史博物館。展示のはく製が夜動き出すという映画がありましたね。
さらにセントラルパークの散策に夜はミュージカル、アラジンを観賞。また眠ってしまいました。観賞を終えて出てくると、何と「大戸屋」の文字が飛び込んでくるではありませんか。息子は「いつもお世話になっているんだよ!」と大興奮。ここがニューヨークのど真ん中とは思えないほど、ジャパニーズな雰囲気と食事に大満足。
この日、妹と甥が日本へ帰りました。
四日目は行きそびれた自由の女神へ。海上からマンハッタンのビル群をながめました。
300年前、新天地を求めて移民の人々が眺めた景色とはだいぶ異なっていたでしょうね。
ブルーマンのパフォーマンスを観て、夜はアポロシアター、アマチュアナイトへ。
かつて、マイケルジャクソンやスティービーワンダーがアマチュアの時、このコンテストを勝ち上がってビッグになっていったというアメリカンドリームの聖地です。
この日の勝者はどこかの大学教授だという中年のハーモニカ奏者でした。彼に第二の人生があるのでしょうか。羨ましい限りです。
さて、アポロシアターからの帰りに乗ったタクシーの運転手さん、120~30キロはあろうかという巨漢で、日本の2~3倍はあるバケツのようなマックシェイクをチューチュー吸いながら運転するのです!助手席には枕があり、足元にはゴミが散乱。まるで車内で住んでいるのかと思わせるほどですが、以外と安全運転。チップをはずんであげると、びっくりした表情でお礼を言われました。日本では通報されてしまうだろう状況ですが、お構いなし。自由だなあ。
五日目、いよいよ最終日。早朝、姪がミシガンへ帰りました。
映画でもおなじみのプラザホテルで朝食を摂り、丸一日メトロポリタン美術館で過ごしました。我が家のカレンダーと同じフェルメールの絵画がすぐそこに。一日居ても総てを観ることはできません。気が付くと閉館時間。その足でヤンキーススタジアムに行く予定が、チケットを忘れていることに気付き、タイムズスクエアのホテルまで戻るはめになってしまいました。ここで慌てるのが日本人の悪い癖。始球式に間に合わせようとタクシーをつかまえますが、ヤンキーススタジアムには地下鉄で行くよう勧められ乗車拒否。着いてみて納得。駅とスタジアムはほぼ直結しており、タクシーはおろか車の姿は全くありません。
しかし、刺激的なニューヨークの地下鉄です。行きの車内では、通勤時間帯にもかかわらず、身なりもきちんとした黒人女性があきらかにラリってました。周囲の人々は割に理解があるようで、話しかけたりほほ笑んだり。女性もちゃんと降りるべきところで降りて行きました。
帰りの車内では突然パフォーマンスをする若者集団が現れ、走行する車内でバック転を十数回連続で披露。拍手とチップを手に一駅で降りて行きました。
地下鉄車内には注意書きが。「席は譲り合いましょう。ゴミは持ち帰りましょう。」などの他に「車内で化粧は止めましょう」と「車内でアクロバット的なパフォーマンスは止めましょう」とありました。納得しました。

日本に帰ると、税関の職員の優しいこと!
やっぱり、日本はいい国だなあ。
きれいで治安が良いし、何と言っても食事がおいしい。
しかし、ニューヨークは不思議な魅力にあふれていました。こんなこと日本では許されないということにも無頓着。びっくりするような出来事にいくつも遭遇しました。もっとアバウトに生きていいのね、と人生観が少し変わりました。
ニューヨーク、もっと若い時に行っておくべきだったな。
(院長)

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